今注目されているのがオンライン家庭教師というサービスになります。
しかし、今まで対面の授業が当たり前だったことから、オンライン家庭教師を始めるにあたって不安を感じる保護者は多いでしょう。
僕に「オンライン家庭教師ってどんな風に授業をやるの?」と指導が想像できない保護者から問い合わせが来ることがかなり多いです。
オンライン授業を受けた経験がない方が疑問を抱くのは当然だと思います。
この記事では、オンライン家庭教師の授業のやり方を世界一わかりやすく解説しています。
僕自身がオンライン家庭教師の講師を経験しているので、オンライン家庭教師の授業のやり方を誰よりも詳しく知っています。
この記事では…
- オンライン家庭教師のセッティング方法
- オンライン家庭教師の授業のやり方
- オンライン家庭教師の指導スタイルの詳細
について解説していきます。
以下は僕の自己紹介です。

オンライン家庭教師の授業のやり方
オンライン家庭教師の授業は、次の流れで進みます。
学校の授業進度をチェック
授業で生徒に出した宿題をチェック
メインの指導
授業のまとめ
次の授業までに行うべき宿題を確認
オンライン家庭教師は画面を介して授業を行うので…
- 書いたものを画面上に映し出す
- 画面上の共有スペースに書き込む
という、どちらかの方法で授業が行われます。
それでは、オンライン家庭教師の授業に必要なものから確認していきましょう。
オンライン家庭教師に必要なもの
オンライン家庭教師に必要なものは、以下の8つです。
- インターネット回線
- パソコン
- Web会議ツール
- 教材
- Webカメラ
- ヘッドセット
- ペンタブレット
- 書画カメラ
実は、ここで紹介している8つは事前に全て準備する必要はありません。
オンライン家庭教師を始める前に最低限の必要なものを用意すれば大丈夫です。
実際に授業を受けながら必要なものを追加で導入していくのが良いと思います。
オンライン家庭教師に必要なものを以下にまとめたので、是非参考にしてください。
》オンライン家庭教師に必要なものを必要な金額まで解説
オンライン家庭教師のセッティング
オンライン家庭教師のセッティングは、下の図のようになります。

パソコンをインターネット回線とWeb会議ツールを使って、講師と接続するだけです。
ヘッドセットがあれば講師の話がクリアに聞こえます。
ペンタブレットで授業を行う場合もあるので、授業前に講師と相談して必要なものを準備しましょう。
慣れれば5分もかからず、セッティングできるようになります。
オンライン家庭教師の授業のやり方
オンライン家庭教師の授業は、次の流れで進みます。
今回は授業時間が90分の場合を例に解説していきます。
学校の授業進度をチェック
授業で生徒に出した宿題をチェック
メインの指導
授業のまとめ
次の授業までに行うべき宿題を確認
①授業進度チェック
講師とWeb会議ツールでつながったら、あいさつの後に生徒の近況や学校の授業進度についてチェックします。
授業進度をチェックにかける時間は5分程度です。
定期テストが近い場合は、定期テストに向けての準備がきちんと進んでいるかもチェックします。
②宿題チェック
前回のオンライン家庭教師の授業で生徒に出した宿題をチェックします。
前回の授業で行った内容が定着しているかの確認が目的で、間違っていたら解説をした上で自力で解けるように指導を行います。
宿題が暗記の場合は、きちんと暗記できているかを小テスト形式でチェックします。
宿題チェックにかける時間は15分程度です。
③授業
授業にかける時間は休憩を含めて55分前後です。
オンライン家庭教師では、授業が始まってから何の授業をするかの話し合いはしません。
事前にLINEなどを使って生徒と講師の間で、何をテーマに授業をするのか事前に決めておくことが多いです。
事前にその日に行う授業内容を生徒と共有します。
例えば、宿題とは別に授業で解く問題を先に生徒に送って解くように指示しておけば、問題解説に時間をかけられます。
定期テストの対策では、必要に応じて前の学年にさかのぼって復習をする場合もあります。
授業中の様子を録画することが可能なオンライン家庭教師もあるので、録画を見返したい場合は「授業が録画可能なオンライン家庭教師」を利用しましょう。
④まとめ
授業のまとめを行います。
きちんとポイントを生徒が理解できているかを確認する時間になります。
授業のまとめにかける時間は10分程度です。
⑤宿題の指示
次の授業までに行うべき宿題を確認したら、授業は終了になります。
宿題の指示にかける時間は5分程度です。
オンライン家庭教師の指導スタイル
オンライン家庭教師の授業の流れは分かってもらえたと思いますが、実際の指導中の画面が気になる方が多いでしょう。
オンライン家庭教師の指導スタイルは…
- 書いたものを画面上に映し出す
- 画面上の共有スペースに書き込む
の2種類があります。
ここからは、2種類のオンライン家庭教師の指導スタイルをパソコン画面をイメージしながら解説していきます。
書いたものを画面上に映し出す

カメラを使えば、書いたものを映し出すことができます。
例えば、大きなホワイトボードがあれば「講師が授業中に書きながら説明すること」が可能になります。
この授業スタイルは学校の黒板がホワイトボードに変わっただけです。
学校とオンライン家庭教師が違うのは、生徒が分からない部分を納得いくまでじっくり解説してもらえる点です。
また、次のようにカメラで手元を映せば「生徒が書いたものを映し出すこと」が可能になります。

生徒が問題を解く様子を講師がリアルタイムでチェックしながら授業が進むので、間違いがあったら的確に指摘してもらえます。
学校や塾での一斉指導では、完成した解答をチェックすることしかできません。
生徒一人ひとりの解き方をチェックできるのは個別指導の大きなメリットになります。
書いたものを画面上に映し出す方法は、プリントや資料をカメラで映して共有するという使い方もできるので、非常に便利な指導スタイルです。
画面上の共有スペースに書き込む
書いたものを映し出す指導スタイルを僕も採用していましたが、今は別の方法を採用しています。
その理由は、生徒の書いたものに講師が書き込めないことに不便さを感じたからです。
言葉を使ってのフォローには限界があり、うまく意図が伝わらない事態も生じます。
現在は、次のように共有スペースに書き込む指導スタイルでオンライン家庭教師の授業を行っています。

ペンタブレットを使えば、画面上の共有スペースに生徒も講師も同時に書き込むことができます。
画面上の共有スペースに書き込めば、お互いが離れている場所にいるのに、まるで隣に座っているかのように双方向で授業を進めることが可能です。
オンライン家庭教師の自宅学習サポート
オンライン家庭教師の自宅学習サポートはどうなっているのでしょうか?
授業が無いときに疑問があっても、気軽に講師に質問ができると生徒からは好評です。
僕の場合はオンライン家庭教師のサービスに含まれているチャット機能を使って授業時間外でも生徒から質問を受けられるようにしています。
他にも、オンライン家庭教師には「オンライン自習室」というサービスがあります。
オンライン自習室を完備しているオンライン家庭教師なら、自習中に分からないところを質問することが可能になります。
オンライン家庭教師なら、パソコンをインターネット回線につなぐだけでオンライン自習室に入ることができます。
自宅にいながら『最高の自習環境』が手に入ります。
オンライン家庭教師はオンラインと言う強みを生かした自宅学習サポートが充実しています。
オンライン家庭教師の教え方
オンライン家庭教師の授業は、次の流れで進みます。
学校の授業進度をチェック
授業で生徒に出した宿題をチェック
メインの指導
授業のまとめ
次の授業までに行うべき宿題を確認
オンライン家庭教師は画面を介して授業を行うので、訪問型の家庭教師とは授業スタイルが違います。
オンライン家庭教師の指導スタイルは…
- 書いたものを画面上に映し出す
- 画面上の共有スペースに書き込む
のどちらかになります。
実際に授業を受けてみないことには、オンライン家庭教師の授業がお子さんに合うかは分かりません。
オンライン家庭教師のほとんどで無料体験を実施しているので、実際にオンライン家庭教師の授業を体験してみましょう。
画面越しの授業に対して大人は抵抗を感じる人もいますが、人はやってみると慣れていきます。
コロナ禍の前にはオンライン会議なんてと言っていた人も、今は当たり前にオンライン会議をしているではありませんか。
今の中学生はスムーズに対応できることが多いので、実際にオンライン家庭教師の授業を体験することで不安を無くすことができるでしょう。
5つのステップでオンライン家庭教師の始め方を解説しているので、参考にしてください。
- 【ステップ1】オンライン家庭教師のデメリット(メリット)を知ろう
- 【ステップ2】オンライン家庭教師に必要なものを準備しよう
- 【ステップ3】オンライン家庭教師の授業のやり方を確認しよう(今はココ)
- 【ステップ4】オンライン家庭教師の料金相場を知ろう
- 【ステップ5】お子さんに合うオンライン家庭教師を選ぼう
この記事が、お子さんの勉強のお役に立てば幸いです
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。