中学生になると、小学生の時と比べて生活が大きく変化します。
- 授業の進度や量がアップする
- 部活や生徒会活動が増える
- 提出物が多くなる
というように、やらなければならないことが爆発的に増えます。
その結果、やろうと思っていたことをつい忘れてしまったという中学生が多く見られます。
忘れても翌日に提出すればOKな宿題ならいいですが、重要な書類や提出期限がある書類を忘れてしまったとなれば大問題です。
仕事中に担任から電話がかかってきて、学校まで書類を届ける羽目になった経験のある方もいるでしょう。
メモ帳を上手に使えるようになると・・・
- 忘れ物が減る
- 勉強が得意になる
というように、中学校生活が快適なものになります。
この記事では…
- 中学生がメモ帳を使うと成績が伸びる理由
- 中学生がメモ帳を上手に活用するコツ
について解説していきます。
以下は僕の自己紹介です。

中学生のメモ帳の使い方

社会に出るとメモすることの重要性が身に染みて分かります。
中学生のメモ帳の使い方は・・・
の3つになります。
メモの要所を意識すれば、授業の受け方が劇的に変わります。
授業の受け方が変われば、勉強が自然と得意になるというわけです。
大げさな話ではなく、本当のことです。
まずは、メモを取ることの大切さを僕の過去の経験から確認しましょう。
メモの大事さは研究室で学んだ
僕が大学4年生のときの話です。
大学の研究室に配属されて、4月に先輩から薬品の取り扱いなどの説明を受けていたときに事件が起こりました…。
僕が黙って先輩の説明を聞いていると、先輩に「どうしてメモを取らないんだ!!」とめちゃくちゃ怒られました。
実は、僕の研究室には「1度説明を聞いたら、同じことを聞いたら迷惑」という絶対のルールがあったのです。
社会に出て、「1度説明を聞いたら、同じことを聞いたら迷惑」のが当たり前だと痛感しました。大学の研究室での経験は、教員になった今も役に立っています。
教員になってもメモは欠かさずにとることで、回避できたトラブルは数知れません。
中学生がメモ帳を使うと成績が伸びる理由

僕は毎月2冊のメモ帳を使い切るので、僕は自称「メモ魔」です。
生徒の中には、僕のマネをしてメモ帳を使うようになった生徒が何人かいます。
僕のマネをしてメモ帳を使うようになった生徒は全員、成績がアップしました。
分析の結果、中学生がメモ帳を使うと成績が伸びる理由を突き止めることに成功しました。
中学生がメモ帳を使うと成績が伸びる理由は4つあります。
中学生がメモ帳を使うメリットを、それぞれ詳しく見て行きましょう。
ポイントを整理する力が身に付く

メモ帳はコンパクトなので、何でもかんでもメモしようとすると書くスペースが足りなくなります。
また、メモは説明を聞くのと同時並行で取るので、ポイントだけを整理してメモを取らないとメモが追いつかなくなってしまうでしょう。
メモを何度も取るうちに「限られたスペース」に、「限られた時間」で書こうとすると自然とポイントを整理する力が身に付きます。
ポイントを整理する力が身に付くと、メモの取り方がシンプルになっていきます。
メモの取り方がシンプルになると、授業のノート取り方が上達するので成績がアップするというわけです。
記憶力がアップする

忘れたくないことや大事な約束をメモ帳に書くことを習慣化すると、書いた内容が記憶に残っていることに気がつきます。
また、書いた内容をメモ帳を開くたびに再確認することによって記憶がさらに定着していきます。
「メモ帳に書くこと」や「メモ帳を見ること」で記憶力がアップしているわけです。
ここで、書くことや見ることで記憶力がアップすることを勉強に活用する方法を紹介します。
英語の授業中やテストが終わったときに、メモ帳に間違った英単語を抜き出します。
間違った英単語のリストを作成することによって、英単語を覚えられます。
あとは、スキマ時間にメモ帳をパラパラとめくって何度も確認することによって英単語を完璧に暗記できるわけです。
メモは書くだけではなく「音声」で残すこともできます。
音声だと気軽にメモを残せますが・・・
- 編集するのが難しい
- 記憶に残りにくい
という2つが難点となります。
とはいえ、音声なら移動中にくり返し聞くことで暗記することができるので「書く」と「聞く」のメモをうまく使い分けることができるのがベストです。
信頼を得られる

忘れたくないことや大事な約束を忘れてしまっても、忘れたくないことや大事な約束をメモ帳に書いておけば、メモを見返せばかんたんに思い出すことができます。
忘備録としてメモ帳を活用し、約束や期限を守れば、先生や友人からの信頼が間違いなくアップするでしょう。
特に先生からの信頼が得られれば、間違いなく内申点に好影響を与えます。
先生も人間です。印象の良い生徒の内申書にマイナス面は書きません。
内申点が上がれば、高校受験で有利に戦えることを肝に銘じておきましょう。
メモ帳の使い方を詳しく解説

メモ帳を使う目的は「大事なことを書き残すこと」です。
宿題や定期テストのテスト範囲、連絡事項など中学生がメモを取るべきことは毎日山ほどあります。
大事なことを書きとめる以外に、中学生におすすめのメモ帳の活用法が3つあります。
るので紹介します。
授業中の疑問点を残す

勉強が分からない中学生は「どこが分からないかが分からない」という状況になっている場合が多いです。
もし、メモ帳に授業中の疑問点を残していたら、メモ帳を見れば疑問点を確認できるので「どこが分からないかが分からない」という状況を回避できます。
勉強が苦手になる王道パターンは「小さな疑問を放置し、それが原因で分からないことが拡大していった・・・」というパターンに尽きます。
授業の中で生まれた疑問点をいかにスピーディに解決できるかが、勉強ができるようになるかの分岐点です。
アイディアを残す

ふとした時にナイスなアイディアを思いついて、後から思い出そうとしたらアイディアを思い出せなかった・・・という経験をしたことがある人は多いでしょう。
ナイスアイディアを思い出せなかったせいで、損をしている場合がかなり多いと思います。
僕は「気づいたこと」や「思いついたアイディア」を書いたメモ帳が後から役立ったという経験をたくさんしてきました。
例えば、理科の自由研究に大いに役立ちます。
アイディアをヒントに成功している例は多く、メモに書いた疑問を自由研究で研究して表彰された生徒を僕はたくさん知っています。
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ToDoリストを作成する

僕がおすすめするメモ帳の使い方は『ToDoリストを作成すること』です。
具体的には、その日やその週にやるべきことをリストにします。
ToDoリストの例を挙げます。
- 英語の小テスト P103~P104
- 歴史の定期テストやり直し
- 文化祭のアンケート提出
- 部活のTシャツ代の支払い
リストにした項目が終わったら横線で消していけば、どの項目をやり終えて「何の項目が残っているか」が一目で確認できるでしょう。
ToDoリストをメモ帳を活用しながら自分で作成できるようになると、計画性を持って行動することができるようになります。
また、複数の作業を行うときに「優先順位のつけ方」が上手になります。
優先順位のつけ方が上手な中学生は、勉強でも優先すべき内容を理解しているので成績が伸びる傾向が強いです。
中学生がメモ帳を上手に活用するコツ

中学生がメモ帳を上手に活用するコツは・・・
の4つです。
それでは、それぞれ詳しく見て行きましょう。
線の入ったメモ帳が使いやすい
中学生はメモ帳の使い方に慣れるまでは、無地のメモ帳ではなく線の入った「罫線タイプ」や「方眼タイプ」のメモ帳」をおすすめします。
最初のうちは、文字の大きさがバラバラになってしまいがちです。
まずは、線の入ったメモ帳を使って書くことに慣れましょう。
無地タイプにも無地ならではの良さがあるので、メモをする内容によって使い分けられると良いですね。
色をシンプルに使う

中学生はメモを取るときに、たくさんの色を使ってカラフルにしたがります。
しかしながら、要点が分かりにくくなるのでカラフル過ぎるメモは避けましょう。
メモ帳にメモを取るときに使う色は、基本的に「赤・黒」の2色にしましょう。
多くても「赤・黒・青」の3色で十分です。
また、反対に1色だけのメモもポイントが分かりにくいので避けましょう。
メモ帳にメモを取るときには色をシンプルに使って、大事なポイントを強調することが大事です。
具体例を書く

中学生はメモを取るときに、用語や説明だけを書いて「具体例」を書きません。
勉強ができるようになるかは、抽象的なことをいかに具体的に捉えるかにかかっています。
メモ帳を見返したときに、具体例があればメモした内容をスムーズに思い出せるでしょう。
公式などは教科書を見ればすべて書いてあるので、後から自分で確認することができるではありませんか。
授業で本当に価値があるのは、先生が具体的に例を挙げて説明している部分になります。
具体的な例をメモ帳に残さないなんて…勿体ないです!
イラストで表現する

文字で書くのは時間がかかりますし、どうしてもイメージがわきにくくなります。
そこで、メモを取るときには「イラスト」で表現する方法がおすすめです。
イラストを使って表現すると・・・
- メモする時間が短縮できる
- 記憶に残りやすい
という2つのメリットが得られます。
ゾウを知らない人にゾウの特徴を伝えたいときに、ゾウを文字で表すのとイラスト(写真)で表すのはどちらが簡単かを考えれば答えは簡単でしょう。
イラストを使って表現すれば、時間の短縮になり、余裕をもってメモを取れます。
余裕をもってメモが取れれば、大切な情報を聞き逃す危険性を低くすることができます。
さらに、イラストを使って表現すると文字を書くよりも脳への刺激が強くなり、記憶に残りやすくなります。
メモ帳の選び方

自分に合ったメモ帳を選ぶときのポイント
自分に合ったメモ帳を選ぶときのポイントは……
以上の4つです。
それぞれ確認していきましょう。
メモ帳のタイプを選ぶ
メモ帳のタイプは3種類に分けられます。
- ノートタイプ…一般的なメモ帳。
- ブロックタイプ…切り離して使える。
- 付箋タイプ…貼ったりはがしたりできる。
使い分けするのも良いですが、基本的にメモ帳は情報を残すことを目的として使うので中学生には「ノートタイプ」をおすすめします。
メモ帳のサイズで選ぶ
お店に行くと色々なサイズのメモ帳があるので迷うかもしれません。
常に制服のポケットに入れて持ち運ぶ中学生は「コンパクトサイズ」のメモ帳を選ぶべきでしょう。
また、サイズと併せて購入前に確認しておきたいのがページ数です。
持ち運んで使用するので、ページ数の多いメモ帳だと勝手が悪くなってしまいます。
サイズだけでなくページ数も確認し、バランスの良い使いメモ帳を選びましょう。
メモ帳の中身で選ぶ
メモ帳の中身は無地・罫線・方眼といろいろなタイプに分かれます。
- 無地タイプ…イラストでメモするのに向いている。
- 罫線タイプ…文字をそろえて書くのに向いている。
- 方眼タイプ…細かい文字を書くのに向いている。
中学生の場合、最初は線の入った罫線タイプや方眼タイプから始めてメモを書くことに慣れることを優先しましょう。
罫線タイプや方眼タイプに慣れてきたら、無地タイプに変えていくのがおすすめです。
好きなデザインのメモ帳を選ぶ
メモ帳をは使ってなんぼのアイテムです。
中学生ですから、お気に入りのデザインだとメモするたびに楽しい気分になれるでしょう。
迷ったら好きなデザインのメモ帳をで選ぶようにしてください。
中学生のメモ帳の使い方

僕の使っている教科書を生徒が見たら、ドン引きします。
その理由は僕の教科書が「真っ黒」だからです。
教員が授業を行うときに、絶対にやってはいけないことがあります。
- 授業中に教えるべき内容はすべて生徒に伝えること
- クラス間で内容に差が出ないようにすること
この2つです。
授業を先生がするときには、再現性が大事です。
1組では話した内容を2組では話し忘れたら、不公平になってしまいます。
話し忘れた内容をテストに出そうものなら、生徒から非難の嵐でしょう。
ということで、大事なポイントや具体例など絶対に伝え忘れたらいけない内容をメモしていたら「教科書が真っ黒」になってしまいました。
中学生のメモ帳の使い方は・・・
の3つになります。
この記事で紹介したメモ帳の使い方を実践すれば、必ずあなたのお子さんの成績は上がります。
とはいえ、この記事で紹介した方法だけでは成績が上がるのに、どうしても時間がかかります。
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この記事がお子さんの充実した学校生活の実現のお役に立つことを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。